【RiSOKOオンラインセミナー】にて当社会長の川口が講演しました!
2020/06/26
6月19日(金)、三和建設株式会社様主催の 【RiSOKOオンラインセミナー】緊急座談会 ウイルス性災害で物流はどう変化する!? に、当社会長 川口が講師として出演しました。テーマは、
<第一章>今までの災害対応と対策
<第二章>今回のウイルス性災害の現状と今後の予想
講演者は、宅配を担っているヤマトロジスティクス様、消費財・生産財のメーカーである サンスターグループ様と川口の3名。座談会形式で行われました。
川口からは、自身が過去に経験した自然災害時に取った対応と対策、 そして、今回、直面している経験した事の無い新型コロナウイルスによるウイルス性災害については、 これまでの経験値と現状の動向等を基にした、取るべき最善の対策、及び、今後の見通しなどについて、 次のように話がありました。
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過去に発生した自然災害は、概ね、人と時間を掛ける事が出来れば、起きている問題を解消させる事が出来た。 地域も限定されていた。
災害発生直後は荷量が落ち込むが、時期が来れば復興需要で持ち直してくる、というのが特徴だ。 且つ、取るべき対策、対応すべき優先順位が明確である事から、物流会社としてやるべき事は分かりやすかった。
一方で、今回のウイルス性災害は、自然災害とは全く違っている。 視覚的なインフラのダメージは発生せず、人間だけを襲う静かな災害と言える。
自然災害の様な初期に大きな衝撃はなく、時間を掛けてジワジワと浸透してくるものだ。
目に見えるダメージがないため、復興需要も出てこないだろう。 初期段階で、まず我々は、事業停止にさせない事を優先に、在宅勤務はもちろんだが、 配車業務を3か所に分けるなどして、対応した。
非効率になるのは分かっていたが、対応せざるを得なかった。 現時点でも防御する事しかできていない。
物量を前年同月で比較してみると4月以降、住設関連、業務用食品は落ち込み、 自動車調達関連輸送はさらに大きく落ち込んでいるのが現状だ。
回復基調に戻るのは7月以降と考えているが、依然として先の見えない状況が続くのではないか。
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コロナ禍で日本経済は、非常に厳しい環境に置かれています。
その様な状況下でも、我々、鈴与カーゴネットグループは生活必需品を世の中に行き渡らせる為の物流を止めるわけにはいきません。
非常時においても、人々の生活を支える社会的使命があると考えています。
お客さまのニーズに応えながら、安全・安心を第一に遂行し、社会を支え続けていきます。
今後とも鈴与カーゴネットグループをよろしくお願いいたします。