静岡支店:2024年度上期安全大会を開催しました
2023/10/30
2023年10月21日(土)鈴与カーゴネット㈱静岡支店並びに、㈱鈴与カーゴネット静岡の2024年度上期安全大会を開催いたしました。静岡県コンペンションアーツセンター【グランシップ】にて、 管理職・事務職・乗務職・作業職の総勢127名が参加しました。
2部構成で以下の通り開催しました。
第一部:乗務員と事務職員の新入社員紹介と、優良乗務員及び優良班の表彰
第二部:外部講師によるアルコール依存症についての講話
<第1部>
乗務員と事務職員の新入社員紹介と、優良乗務員及び優良班の表彰を行いました。
表彰後は、静岡支店安全担当より昨年度の安全に対する取り組みの報告、 事故発生状況を振り返り、今期の事故削減に繋げる報告会を行いました。
<第2部>
外部講師として、『株式会社 山口達也』代表取締役 山口達也様を 講師に迎え、アルコール依存症についてのご講話をいただきました。
テーマ:【飲酒とアルコール依存症・そして飲酒運転へ】 ~なぜ飲酒運転をしてしまうのか~
前半はアルコール摂取時の脳内状態と理性の脆さ、 アルコールが体内から抜けるまでの時間といった身体的仕組みをご教授いただきました。
後半はご自身の体験をもとに、許容量を超えた飲酒を繰り返し、徐々に依存症に至り、依存症の自覚がないまま体内のアルコールが抜けていない状態でバイクを運転し、追突事故を起こすまでの経緯をご説明いただきました。
たとえ『自分は飲酒運転を絶対にしない。するわけがない。』といった倫理観と自信を持っていても、 たとえ誰もが知る知名度でプライベートや仕事が充実していても、たとえ責任のある立場にいても、対人事故といった取り返しのつかない損害を起こすまで自覚することができないアルコール依存の恐ろしさを、全乗務員が骨身にしみて理解できたと思います。
どんな立場の人でも、 アルコールによって他人の平和な日々を奪い、自分の平穏をも失う可能性があることに、改めて自覚するとともに、管理者として日々、所員の健康管理に努める必要性を強く感じました。
前回の安全大会は「飲酒運転によって幸せを奪われた」方々のお話しでしたが、今回の安全大会では「飲酒運転によって幸せを奪った」方の話でした。
アルコールを普段飲まない乗務員も、自分で摂取量を抑えアルコールを楽しむ乗務員も、 双方の立場からの苦しみ、失われたものの大きさを我が身と重ねて、全乗務員がより一層、「飲酒運転をしてはいけない」という確固たる信念を持ちました。
乗務員は日々ハンドルを握る度に、「自分の行いひとつで他者の幸せを奪い、己のすべてを失う可能性のある立場にあること」を痛感したと思います。
今回の気付きを風化させないよう、日々支店全体で安全意識を高めていきます。
『ご安全に』
※山口達也様の『X』(旧Twitter)でも今回の安全大会の情報を掲載いただいています。